人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

話半分

kokubun.exblog.jp

新・国分日記からリニューアルしました。適当にやっています

副都心線などのダイヤ改正の話(2)

前回に続いて東横線の考察。

日比谷線直通がなくなります。
夏のプレスで既に発表されていたことではありますが、
営団~メトロでは老舗の相互直通だけに感慨深いものがあります。
実際は、ラッシュ時はともかく日中の日比谷線直通はガラガラで、
故に末期には30分おきにまで減らされていたわけですが…

副都心線直通を期に日比谷線直通を取りやめるのは、
運転系統の複雑化を避けたのもあるでしょうが、それだけではありません。
異常時になると、日比谷線直通車は渋谷駅に入ることがあります。
しかし他の東横線車両と扉の位置が異なるため、
ホームドアのある渋谷地下駅には乗客を乗せたまま入線できないという
物理的な問題があるのです。

日比谷線直通が無くなることで心配なのが中目黒駅ホームの混雑。
今まで直通を利用していた客が、乗り換えでホームに溢れるのではないか。
東急も心得てか、ホーム10両対応延伸と同時に一部幅を広げていますし、
ホームドアの取り付け計画も発表されています。
登場当時は通過していた特急が中目黒駅に停まるようになった背景には、
とにかく片っ端から客を乗せてホームに人が溜まらないよう配慮したからだとも言われています。

しかしホームに客が溜まる原因がもう一つ、始発列車を待つ着席狙いの客の列。
朝の中目黒駅の場合、始発狙いの客は直通列車を見送りますから、
逆にこれが乗客の溜まる原因になっているという指摘もあります。
全てが始発列車になれば、着席狙いの列が捌けるのも早いというわけです。
指摘のとおりなら、ホームの混雑はあまり心配することはないとも言えそうです。

日比谷線直通列車は純減ではなく、多くは菊名~渋谷方面の各駅停車に生まれ変わります。
東急では目黒線の新横浜延伸事業を進めていますが、一部東横線の列車も乗り入れる構想です。
そこで、この菊名折り返しの列車が新横浜方面行きに振替られるのではないか。
という予想は以前からちらほら見かけます。
菊名折り返しのお得意様である横浜線乗り継ぎ客にとっては、
乗り換え駅が新横浜に引っ越すだけですからね。

次回は副都心線内のダイヤを見てみましょう。
by inuichi | 2013-01-24 00:48 | 鉄道

by inuichi