副都心線などのダイヤ改正の話(5)
小竹向原駅改良の概要
まずは現状をご覧ください。
これが小竹向原駅の現在の配線です。
図では割愛していますが、池袋方面は有楽町線が上段、副都心線が下段の2層トンネルになっています。
ここで問題になるのは、和光市方面→有楽町線の電車と練馬方面→副都心線の電車が重なる場合。
小竹向原駅を出た所で、両者は平面交差します。つまり同時に発車できません。
下り(図では右から左方向)についても同様で、小竹向原に同時到着出来ません。
これがダイヤを組む際のネックとなっているのです。
特にダイヤが乱れたときの運転整理は困難を極めます。
そこで、平面交差を解消すべく建設中なのがこの連絡線。
上り池袋方面へ向かう連絡線は、3月16日のダイヤ改正に間に合いました。
下りの連絡線については、2014年度の完成を予定しています。
このように、朝ラッシュ時には最も運転間隔が詰まる池袋方面が、
ひとまず先に立体交差になります。
なお真ん中の線路に増設されるクロッシング(交差線路)は、
右隣の千川駅で折り返す列車の引上げ線として使用するためのものです。
千川で乗客を下ろした列車が小竹向原の手前までやってきて、
黒い交差線路を渡って折り返していきます。
現在は異常時に池袋で運転を打ち切ることが多いのですが、
池袋だと有楽町線と副都心線が離れているので乗り換えが不便。
ホームを上るか下るかだけで乗り換えができる千川まで運転するための苦肉の策です。
次回は東武東上線の新ダイヤを考察します。
まずは現状をご覧ください。
これが小竹向原駅の現在の配線です。
図では割愛していますが、池袋方面は有楽町線が上段、副都心線が下段の2層トンネルになっています。
ここで問題になるのは、和光市方面→有楽町線の電車と練馬方面→副都心線の電車が重なる場合。
小竹向原駅を出た所で、両者は平面交差します。つまり同時に発車できません。
下り(図では右から左方向)についても同様で、小竹向原に同時到着出来ません。
これがダイヤを組む際のネックとなっているのです。
特にダイヤが乱れたときの運転整理は困難を極めます。
そこで、平面交差を解消すべく建設中なのがこの連絡線。
上り池袋方面へ向かう連絡線は、3月16日のダイヤ改正に間に合いました。
下りの連絡線については、2014年度の完成を予定しています。
このように、朝ラッシュ時には最も運転間隔が詰まる池袋方面が、
ひとまず先に立体交差になります。
なお真ん中の線路に増設されるクロッシング(交差線路)は、
右隣の千川駅で折り返す列車の引上げ線として使用するためのものです。
千川で乗客を下ろした列車が小竹向原の手前までやってきて、
黒い交差線路を渡って折り返していきます。
現在は異常時に池袋で運転を打ち切ることが多いのですが、
池袋だと有楽町線と副都心線が離れているので乗り換えが不便。
ホームを上るか下るかだけで乗り換えができる千川まで運転するための苦肉の策です。
次回は東武東上線の新ダイヤを考察します。
by inuichi
| 2013-01-30 23:59
| 鉄道